スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

革コン参加者への呼びかけ文1

革コン運営者の一人が当日資料用として作成した文章が、事前公開の許可を取れましたので公開します。
同じような感情を抱いている方、ぜひぜひ3月3日革コンにお越しください。


革コン参加者への呼び掛け


 本日ご参加頂いた方々へ。おおよそこういった集会に参加して頂いているあたり胸に何かしら抱いていることであると想像致します。本日はそういった普段表には出せないもやもやとした心境を吐露するとともに、お互いに共有することができたらと考えております。

わたくしについて

 まず僕についてほんの少しばかり言及させて頂くのであれば、党派には属してはいないものの、共産主義者であるということ。そして現組合員であるということです。しかしながら本稿については後者についてのみ述べていきたいと思います。
 僕は基本的に何をやっても駄目な男で、いくつか勤め先から解雇された経験があります。そして直近でいくと、昨年の11月、僕は突然解雇を言い渡されました。理由としては、上記の通り、僕の覚えの悪さと、売り言葉に買い言葉、ポロっと出てきた(特に言及する必要はない)一言で社長を怒らせてしまったことにあります。ここで一つ言わせて頂くと、「できない、使えない」という理由での解雇は基本的に不当です。ほとんど即日解雇のような形で何日かした後、僕は荷物をまとめておりました。ああ、みんなが仕事をしている中、身辺整理をするというあの屈辱。そういえば社長からクビを告げられた場所も客のたむろするドトールでありました。ギャラリーの視線が、痛かったですね。
 すでにその時、僕はもう、とある組合に参加していたので、これは戦ってみようかという話になりました。それまでには僕がクビになった時でも一度も戦ったことはありませんでしたが、ブルジョワの封建領主そのままである社長に向けて、石の一つでもぶつけてみたくなったというのが動機でありました。何せそれまでは、解雇を告げられた場合、ある時はなんだかよくわからない間に辞表を書くことになり、自分でも何が起こっているのかぼんやりとしてよくわからないまま職場を去ることもあったり、またある時は、2.3カ月分の手切れ金をもらって辞職したという経験もあります。あとはもう一つあるのですが正直くだらないので割愛させていただきます。
 結論から言いますと、今回の僕の争議では6カ月分占めて120万円を勝ち取りました。(ついでに言うのならば、組合費として20%控除されます)よって、96万円程度を勝ち取った次第であります。

獲得物と不毛さ
①獲得物
 大抵、解雇に関する解決策は大きく二分されます。

A金銭解決
 不当な解雇ということは勿論ながら、それ以外にも法令違反等も追及しながら団体交渉により解決金あるいは示談金等の名目で給料の2、3カ月分を会社側から支払ってもらう。
B職場復帰
 あまりケースとしては少ないのですが、本人が職場復帰を希望する際、団体交渉を通じ、企業側と話し合い、元の職場に戻るというものです。(なお、この際基本的には金銭解決のような解決金、示談金等は払われません。)

 僕の場合は前述のように金銭解決でありました。ちなみに僕の組合において不当解雇問題となると大抵の場合、金銭解決を望まれる方が多いです。
 まず前もって言っておくと、団交に参加していただいた方々、組合員の皆様には大変感謝している次第であります。しかし僕の中での帰結としては、果たしてこの、金銭解決という形が本当に最良であったのか?時間を置き、振り返ってみると、そんな想いに駆られるのでした。
 恐らくそんなにはいないとは思いますが、解雇通告を受けたことのある方々でしたらなんとなくわかるのではないかと思うのですが、解雇、この一言を突き付けられた瞬間、大抵は、文字通り、茫然自失の態になるかと思います。なぜ自分が?何が悪かったのか?そしてこれからどうなるのか?等々、様々な想いがぼんやりと頭の中を交錯することでしょう。つまり何を言いたいのかというと、解雇に直面した場合、パニックやプレッシャーで正常な判断力は鈍るということです。
 ついでに言及するのならば、一般的には、ここで争議をやろうなどと思う人はよほど意識が高い方でしょう。僕も含めてなのですが、実際そういった事態に陥った場合、少し間を置いた後考えることといったら、当然ながら次の職場を確保することに尽きます。会社を憎むより次の食いぶちを探しに職安にでも駆け込む気分になります。闘うことよりも、保身をまず考えてしまいます。つまり、労働組合に相談するよりも頭を切り替えて求職活動にいそしもう。恐らくほとんどの人がこう思うはずです。

②不毛
 最初にも申し上げました通り、僕の解決金はおおよそ120万円くらいに上ることになりました。解雇の中でもそれほど特殊でもなかった案件で、ここまで獲得できたということはなかなかのことでしょう。基本的な相場としては2カ月、3カ月分といったところが妥当な線ですからね。
 120万円をどうとらえるかは各人の思うところですが、しかし僕個人的なところでは、案件が解決しても不毛以外の何も残りはしませんでした。胸の中のもやもやは消えることはありませんでした。金額の多寡ではないのです。
 一つには雇用というものがあります。前職を辞してから3カ月が経とうとしていますが、いまだ僕の次の職場は決まってはいません。120万の貯金があるからどうということはないだろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、金額の問題ではないのです。この度お集まりの皆様がたは、おおよそ学生さんが多いのではないかと思います。なので、いわゆる無職というものを経験した方というのは少ないのではないかと思います。結論から申し上げますと、無職になって楽しいのは最初の2週間くらいです。次にやってくるのは、生活の安定、次の職場が決まらないという焦燥感です。金額の多寡ではないのです。この焦燥感こそが、失業というものなのでしょう。
 それからもう一つ付け加えると、技能の習得という問題があります。先般の会社では僕にとって未経験業種でありました。僕はその業種において、これからのキャリアを考えていたところであり、今日においてもやはり、この業界でキャリアを積みたいと考えております。皆さんお分かりの通り、現状においては再就職というものはこの不況の中とても厳しいです。しかも経験のないものが新しい業種・職種に就くこと、これはとても難しいことです。もうすっかり人間関係の破綻した僕の職場で、最終的には金を掴むか、キャリアを選ぶか、この選択を迫られたわけですが、しかし考えてみると、我々の生きる現代社会のシステムとは、なんとナンセンスでそして不毛であるでしょうか・・・。
 次にもう一つ、僕個人、プロレタリアート(労働者)としてどうかという問題です。僕は解決金という一時しのぎに逃げず、現職復帰として当該の会社の中でやっていくというのが正答だったのではないかと、常にもやもやした胸の内で感じます。勿論ぎくしゃくした中で日々を過ごさねばなりません。けれどもそういった枠の中で生きていくことが、一つの戦いであって、今日の資本主義に対峙する我々が取るべき生き方だったのではないかと思うのです。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

全国学費奨学金問題対策委員会

Author:全国学費奨学金問題対策委員会
7月14日(日)にデモを行うに当たり、ゆとり全共闘のブログを一時的にジャック!!
高い学費、借金でしかない奨学金に抗議をし、するために7月14日(日)にデモを行います。
学費無償化、給付制奨学金の実現に一声あげましょう。

リンク
カウンター
twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。